学習塾の講師に転職して生徒から教えられた話|DocumentaryofSlancuba ~転職後の挫折~

仕事が楽しいかどうかはわからない。涙のような挫折が人を強くする。

学習塾の講師に転職して生徒から教えられた話

もともと学生時代から文章を書くのが好きで、本はたくさん読み漁りました。エッセイから小説、ライトノベルにいたるまで。沢山の本を呼んでいるうちに文法や古語にも強くなり、大学は文系、これまた本を読みあさる毎日でした。友人たちとの会話の中にも必ず好きな本の話題が出てきて、友人たちにはちょっとオタクすぎると不評なほど。それでも自分が好きな本を読んでいくことは自分の何よりの楽しみでした。

大学3年生になってそろそろ就職のことを考えなくてはいけなくなったとき、私は大学の教授に少し相談してみました。現代文学を教えている教授ですが、実は教授になる前は一般企業のサラリーマンをしていたようです。面白い経歴で、転職も経験されているので相談するには一番良いと思いました。

その教授との話の中で学習塾の講師の求人はどうだという話になりました。実は学校の教職員にはあまり興味が無かったのですが、学習塾の講師なら勉強が好きな生徒が集まっているのであまり悩むこともないだろうと思ったのです。今よくいわれている学級崩壊とは無縁の、非常に教えやすい環境が学習塾なのではないかと。若い私はそう思いました。教員免許など複雑な資格も必要とせず、好きで勉強ができればなれる仕事。そう思ってすぐに学習塾の講師の求人を探し始めました。色々な求人広告誌を読んで、一軒に絞りました。有名な進学塾です。東京大学、京都大学などの国公立大学への進学率の高さは県内随一を誇り、今でも講師たちの個性的な授業がテレビCMなどを賑わしています。

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